日々思う事

後期研修医という名の地獄から抜け出す思考

2年間は前期研修医として、ローテンションでいろんな科を回ります。
その後3年目からそれぞれの科に入って後期研修医として診療していくことになります。

後期研修医時代が最も忙しい時期です。

脳神経外科の場合(大学病院規模:2010年代、今は知りません)

 平日は朝5時半ごろに病院にいきカンファレンスの用意、患者状態などを確認します。その後手術、検査、病棟管理、緊急入院患者の指示出し、手術記録など事務作業などを行います。24-26時ごろまで仕事します。土日は病棟管理および予定入院患者の指示出しで大体9-17時です。その他学会準備、論文作成があります。


おかしいですよね、私は車通勤でしたが、
”このまま前の車に突っ込めば病院いかなくてすむかなぁ、アクセルふむかぁ”
なんて医師にあるまじきことを車の中で考えていたこともありました。

手術中、助手だと半分寝てました。

今から思えば、完璧にカルテなんて書かなくていいんです。手術記録も完璧でなくていいです。なんでも完璧じゃなくていいんです。責任は上級医にあるんです。


怒られたら、時間が足りないといえばいいんです。部下のマネジメントもできない上級医の責任です。

”俺はそのくらいの仕事していた!!”とかわけのわからないことを言われたら、
”自分は大器晩成型ですんで!”とか思っとけばいいんです。

自分には無理と思ったらその時は逃げればいいんです。
もともとある程度逃げないとやっていけない仕事量を与えられてるんだから。


仕事ができる、早い人には、それ以上に仕事が振ってきます。
優秀な人ほど、周りにいいように使われます。
いいように使われている時の成長はそれほど大きくはありません
適当に周りをみてください、手を抜いています。患者さんに直接必要ないものは削ろう。


手術記録なんて最悪1年後でもいいです。サマリー2週間以内?、そんなの知らないです。
だめというなら、そのための時間を上級医が作るか上級医が仕事をすべきです。
自分はだめだなんて絶対に思わないことです。


おまえのため? そんなわけないだろ!! 
(あとから振り返ると俺のためになっていたなぁということも極まれにはあります)

”おまえのため”とかよくいう上司は本当に終了です、見限りましょう。
”俺のためにしてくれているんだなぁ”って行動で示せず、言葉だけの上司はくそ!!
と心の中で思いましょう

ただまぁ意識がしっかりしていて、時間がある時は、しっかり頑張りましょう。
怠けているのは上からみると大概わかります(笑)

 大学病院からほかの病院に移ると一気に楽になります。時間外は100時間程度に抑えられるだろうし外勤も基本的にありません。ただ大学ほど医師もいませんので上級医と性格があわないと結構精神的には大変です。学会準備等言われれば一気に忙しくなるかもしれません。ある程度のストレス管理は必要です。

自分の体調/成長と、上司の機嫌、どっちが大事なんだい!?
どーーーーーーーーっちも!!

体調がよくて成長していると思えば 上司の機嫌はできる限り取ろう!!
そうすれば、もっと成長できるはず 【パワーーーーーー】