外来での徒然

砂糖と塩と娘と毒

病院の外来には様々な人が来ます。

脳神経外科の外来にも様々な人が来ます。
高齢者が多く認知症まではいかないまでも少しおっちょこちょいな方もいます

コニさん。田舎の過疎地から1時間以上娘に運転させて外来に通ってきます。頸動脈ステント留置後の経過フォローで通院しています。

娘さん
「最近もおかあさんに料理を作らせているんですけど、こないだ砂糖と塩を間違えました」

煮物を作る際に砂糖の代わりに塩を入れたそうです。味見はしたそうですが甘くないと思っていつもより多めに砂糖と間違えた塩を入れたようです。最終的な味見はしなかったとのことでした。

コニさん
「あー、でもお父さんなにも言わなかったじゃない、たいしたことなかったはずよ」

娘さん「お父さんはお母さんの料理に文句なんて言えないでしょ。しかもお母さん煮物食べてないし。わたし毒盛られたかと思いましたよ」

旦那さんもおかしいとは思ってたみたいです。80代にもなると妻の料理に「まずい」とはなかなか言えなくなるのでしょうか(笑)。