肺がんの転移が見つかり紹介となった50代女性、モロさん。糖尿病がひどく、血糖コントロールが必要で、まずは血糖コントロール入院、その後手術の予定となりました。
挨拶に行った際、老けましたね と教えてくださったモロさん
モロさんのベッドの周りにはたくさんのブラックコーヒーの空き缶がありました
モロさん「入院する前に、飲み物は砂糖なしのブラックコーヒーにするって願掛けしてきたんです」
とおっしゃっていました。それにしてもたくさんの空き缶なので
わたし「糖尿病の先生はいいとおっしゃったの?大丈夫?」
モロさん「いや糖尿病の先生には聞いてないし、願掛けだから大丈夫」とのことでした。
願掛けしたおかげか血糖コントロールも良好で脳神経外科に転科し、手術も無事終了。
食事開始になったとたんベッドの周りには野菜ジュースやら甘い缶コーヒーが並んでいました。絶対に禁止としてもなんとかして手に入れているようでした。
人生の楽しみは人それぞれなので、自宅退院後どこまで医療者側が介入するか悩むとおもいますが、ほどほどでお願いいたします。糖尿病内科の先生お疲れ様です。