若い医師は、患者さんと相対する前に、理系人/医師としての考え方を学ぶことになります。
我々の仕事はEBM(Evidence-Based Medicine)といって、科学的根拠(これまでの論文、Reviewなどの結果)に基づいて治療をします。
(EBMで調べれば山のように理論や実践方法がでてきます)
これは学生時代に何度も教えられるはずですが、実際に医療の現場に飛び込んできた3年目辺りのお医者さんは、すっかり忘れてしまっています。
「偉い人がこう言ってたから」はダメです。
「こないだこれがうまくいったから」もダメです
「なんとなく」とか「俺にはわかるんやぁ」とか変なこという人もいますがダメダメです。
上司に治療方針を指示されても、原著論文や教科書辺りまで戻ってしっかり確認することが大事です。
日々そのように勉強していると、上司とちゃんとした会話ができるようになります(笑)
ただこの作業は、上級医が殊更教えなくても、そのうちできるようになると思います。
EBMに基づいた医療ができるようになったころに、
〇医療は目の前にいる患者さんに対して行われるんだよ
〇EBM至上主義になったらだめだよ
〇EBMは不完全で曖昧なんだよ
〇訴えられるかもしれないと思ったときに、逃げるためのEBMだよ
と若手脳外科医にふわっっと教えるのが、中堅脳外科医の仕事でしょうか。
診療ガイドラインは本当に大事です、がマニュアルとは違います(笑)
違いの分かる人のゴールドブレンド
ダバダーダ ダバダーダバダーーー
ダバダー ダバダー ダーーーーー
疲れたらNescafe Gold Blendでも飲んで小休止しましょう。
コク深めです。