1.
50代男性のカムラさん。もともとは建築の仕事をされておられた方です。
30代にくも膜下出血を発症し、その後は抗てんかん薬を内服しています。
知覚障害なども後遺症としてあります。
性格も変わったようで、発症後奥さまとはいろいろあったのでしょう。
カムラさんは実家に住んでいるとのことで、奥様とは別居とのことでした。
(離婚されておられるのかはしりません)
ただ、病院に通院する日だけは奥様が車で送り迎えをしてくれるようです。
2.
60代後半の女性のシズヨさん、元々は自分で会社を経営しバリバリ仕事をしていた方です。
40代半ばに脳出血を発症、その後は抗てんかん薬を内服しています。
外来では、特に機嫌は悪くありません。
ただ家では抑制が効かず、すぐに起こり散らすようです。近所に「うるさい」と怒鳴ったり、ファミレスで大声をあげたりしてしまいます。
シズヨさんのお母様と旦那さんが献身的に支えていましたが、先日シズヨさんのお母様がお亡くなりになりました。
旦那さんは私一人では支えられない、離婚したいくらいと心情を話しておられました。
地域連携と協力して、行政からできる限りの援助を受け取れるように手配をしました。
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1. 人生何が起こるかわかりません。価値提供できなければ他人はすぐに去っていきます。非常に厳しい時代に直面していると思います。家族、親戚およびそれに準ずる人の一部のみが利害なしに助けてくれるのです。
2. なんでこの人が生活保護受けているんだろうという方はおられます(内情は詳しく知らないので何か理由はあるのかもしれません)。逆に「生活保護なんて恥ずかしい真似できない」と頑なに断り日々働いているご年配の方もおられます。お金を払わず、医療だけ受けて消えていく方もいます。今の福祉は変えなければいけない部分もあるのかもしれません。